『いざ家族のためにテント購入!』その前に。知っていますか?ファミリーキャンプで重要なテントの特徴
今回は『はじめて子供連れでファミリーキャンプに行く!』というかた向けの記事です。
家族でのファミリーキャンプに向いているテントの選び方と、
おすすめの家族向けテントをいくつか紹介します。
キャンプ用のテントは千差万別。いろいろな種類があります。
どのテントにも長所、短所があり、値段もバラバラです。
では、ファミリーキャンプにはどのようなテントがいいのでしょうか?
それにはまず、ファミリーキャンプ用テントで重視すべきポイントを考える必要があります。
私が思う、子供連れのファミリーキャンプ用テントで重要なポイントは次の3つです。
荷物を持てる大人の数が少ないですし、子供の相手は少しでも身軽な方が楽です。
基本、お父さん1人でも立てられるように。お母さんは子供の相手をしなければなりません。
子供は時に予想外のことをします。多少無理しても大丈夫なテントを選ぶ必要があります。
これらが微妙なテントでファミリーキャンプをやると大変です。
- テント重い・・・。だれか他の荷物持って・・・って、もてる人いませんよねー。
- 設営協力して・・・チビちゃんはまだ難しいよな。嫁さん・・・チビの相手。ですよねー。
- ちょっと、そんなに体重かけて寄りかかったら倒れるって!だめだって!あ、ちょ、泣かないで。怒ってないから。
なーんてことになりかねません。
このため、
家族みんなが思いっきり楽しめるキャンプにしたいなら、テントにはこだわったほうがいいと思います。
そのためにも、
- テントの重量
- 設営の簡単さ
- テントの頑丈さ・安定性
を重視してテントを選んでみてください。
ココを押さえていれば、そこまで失敗はしないはずなので。
では、そこを押さえてどんなテントがいいのか。
まず、テントの種類(ドーム型、ツールーム型、ティピー型(ワンポールテントやモノポールテントとも言います)ごとの特徴を比較して見ていきます。
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ファミリーキャンプに使える主なテントの種類(ドーム型、ツールーム型、ティピー(モノポールテント)型)の特徴比較
テントには主なものとして、ドーム型、ツールーム型、ティピー(モノポールテント)型といった種類があります。
それぞれ、以下のような特徴があります。
ドーム型
丸めのフォルムで、どの方向から風が来ても安定して受け流す事ができます。 【メリット】 【デメリット】 |
|
リビングと寝室の2つの部屋が一体化したテントです。 【メリット】 【デメリット】 |
|
ティピー(ワンポールテント)型
1本のポールで建てるテント。トンガリ軒先が独特の存在感があります。 【メリット】 【デメリット】 |
万能のドーム型、快適性のツールーム、設営の楽さ&デザインのティピー(ワンポールテント)型というイメージでしょうか。
この中のどれがいいというのはありません。
家族の構成や、したいと思うキャンプによってテントを選べばいいと思います。
たとえば、
- 子供さんが5才以上で、設営も手伝える
- 主に車をテントサイトに横付けできるオートキャンプ場にいく
ということであれば、ツールームで快適さにこだわってもいいと思います。
一方、
- 子供はまだ小さいし、設営を少しでも楽にしたい
- せっかくキャンプをするからにはデザインにしっかりこだわりたい!
ということであれば、デザインにこだわってモノポール型のテントを選ぶのもいいと思います。
「ん〜、まだキャンプやってないし、どんなキャンプしたいか分からん!」ということであれば、
万能型のドーム型がベターだと思います。
いずれにせよ、ご家族でやってみたいキャンプスタイルに合わせて考えてみてください。
次に、これらのタイプ別に、おすすめのテントを3つずつ紹介します。
基本的には私が自分で購入したり、アウトドアショップなどで見たりいじったりしたことのあるテントの中から紹介します。
ドーム型テント比較 ファミリーキャンプにおすすめのテント3つ
万能型のドーム型テントでおすすめするのは次の3つです。
スノーピーク アメニティドームの特徴とおすすめポイント
スノーピーク アメニティドームは、いま一番愛用しているテントです。
■ポイント
- テント高が低く抑えられ、特に耐風性◎
- 海でも山でもどこでも使える万能テント。
- ドーム型ながら、内部にキャノピー(入り口の小さい軒先)あり。
- 他のタープ(軒先)、テントと組み合わせて拡張していけます
■悪い点
- 実用性特化すぎて見た目がすこし地味め。
このテントを詳しく知りたい方はこちら
>>キャンプ初心者におすすめのテント スノーピークアメニティドームの特徴を解説
コールマン テント タフワイドドームIV/300の特徴とおすすめポイント
キャンプ場で最もよく見るテント。コールマンというブランドの傑作テントです。
■ポイント
- おそらく最も売れているテント。
- 信頼性はピカ1。
- 小さいながらキャノピー(入り口の小さい屋根)もあるのでそこで汚れも落とせます。
■悪い点
- 有名すぎてキャンプ場でかぶることあり。
このテントを詳しく知りたい方はこちら
>>特徴とメリットデメリット紹介。コールマンテント タフワイドドーム
コールマン スクリーンキャノピードーム/300のテントの特徴とおすすめポイント
タープ(軒先)とセットになったテントです。雨対策重視のかたにおすすめです。
■ポイント
- 4面から出入り可能。
- 4面ともメッシュあるので通気性◎
- タープを別途購入しないでOK
■悪い点
- 設営に若干手間がかかる(30分ほど)。
- 少し重い(16kg強)。
ツールーム型テント比較 ファミリーキャンプにおすすめのテント3つ
広さと、テント内での快適さを重視する方むけのツールーム型テントでおすすめなのはこの3つです。
コールマン テント ラウンドスクリーン2ルームハウスの特徴とおすすめポイント
2ルームテントの定番とも呼べる有名テントです。
■ポイント
- リビングの部分の広さが特徴で、虫や汚れが寝室まで入りません。
- 3面のドアがメッシュ状になるので、通気性能抜群。夏でも快適です。
- 10万円台がざらのツールームにしては値段が安く、5万円前後で購入可能です。
■悪い点
- 20kgあります。重さは2ルームの宿命ですが…その中でも特に重い。
- 広いテントのため、極端に狭いサイト(6,7m四方くらいのサイト)では使いにくい
スノーピーク トルテュ ライトの特徴とおすすめポイント
スノーピークのドーム型テント『アメニティドーム』にタープがついたような形状のテントです。
■ポイント
- 雨風などへの対策に定評のあるスノーピーク製なので風や雨に強いです。
- ツールームに、さらに軒先(タープ)がついてきます。1つずつ買うよりお得。
■悪い点
- 2ルームとしては普通の値段ですが、10万円を超えてきます。
ロゴス テント neos PANELドゥーブルXLの特徴とおすすめポイント
『PANELシステム』という構造がついたツールームテント。
上下に開閉する『PANELシステム』を付属のポールで支えれば、タープ(軒先)代わりになります。
■ポイント
- ツールーム+タープをセットしたものとして使えます。
- 燃えにくい素材を使っているので焚き火の火の粉で穴があく、といったことになりにくいです。
- 値段も6万円程度と良心的
■悪い点
- 特になし。上にあげた2つの中間のような性質のテントです。
ティピー型(ワンポール)テント比較 ファミリーキャンプにおすすめのテント3つ
小川キャンパル ピルツ9-DXの特徴とおすすめポイント
(大型ワンポールテントの例1)小川キャンパル ピルツ9-DX
モノポール型には珍しく出入り口にキャノピーがついているテントです。
■ポイント
- キャノピーがあり、そこで汚れを落とせるのでテント内が汚れにくい
- 10分程度の短時間で設営可能
- 6kgちょいの重さ。軽い
■悪い点
- とんがりの天井にある換気部分にメッシュがついていないので、虫対策が少し不安
NORDISK(ノルディスク) Alfheim 12.6の特徴とおすすめポイント
『モノポール型がデザインに優れている』の象徴とでも言えるテントです。
■ポイント
- テント内で薪ストーブを使用したい方におすすめ。天井から煙突が出しやすい。
- コットンテントだが、撥水加工されているので雨の日もOK
- とにかくおしゃれ。キャンプ場で目立ちます。
■悪い点
- モノポールテントにしては重く、12kg近い。
DOPPELGANGER OUTDOOR 5-8人用 ビッグワンポールテント T8-200のテントの特徴とおすすめポイント
とにかく安いモノポール型テントです。それでいて8人入れるビッグサイズ!コスパはかなりいいテントです。
■ポイント
- 8人まで使えるテントなのに3万円台で買えます。
- モノポールテントなので設営も楽々
- 大型ですが、9kgと意外と軽い点も評価◎
■悪い点
- 入口に雨除け対策がされていないので、雨の中出入りすると雨がテント内に入ってきます。
- 大型なので、ワンポールテントの中でも比較的風の影響を受けやすいテントです。
このテント、ドッペルギャンガー『T8-200』を詳しく知りたい方はこちら
>>コスパのいいワンポールテント ドッペルギャンガー『T8-200』の特徴を解説
週末は家族で楽しいファミリーキャンプを!
ここまで、家族でのファミリーキャンプにおすすめのテントを紹介しました。
ただ、「結局、一番のおすすめはどれ?」と言われると、「その人の好みによります」という答えになります。
というのも、最終的にはあなたの家族がどのようなキャンプをするのか?によって、やっぱりベストなテントは変わるからです。
たとえば、
■『友人家族とも集まってわいわい、にぎやかにフェスでキャンプをする!』
1つのテントに友人たちも全員集まる可能性も考えて、『ドッペルギャンガーT8-200』のような大型の8〜10人が入れるテントがいいと思います。
■『最初だし、有名で、人気のある定番テントがいい!』というかた
こんな方にはコールマンのタフワイドドームがおすすめです。キャンプ場にいけば、使っている人をたくさん見かける人気の定番テントです。
一応我が家の場合をお伝えしておくと、我が家はドーム型のスノーピーク アメニティドームを現在一番気に入って使っています。これは、我が家が『なんにもないキャンプ場での冒険心をくすぐるキャンプ』が非常に好きなので、耐久性や設営のしやすさを重視しているからです。
とにかく設営のしやすさや快適さ、とコスパのバランスがいいスノーピーク アメニティドームを気に入って使っています。
今回書いたファミリーキャンプでのテントの選び方やおすすめテントが、この記事を読むあなたの参考になればと思います。そして、テントを購入したら……、ぜひ早めにファミリーキャンプにいってみてください!
普段と違う場所だから、子どもが思いっきりはしゃぎます。もちろん、我々大人もはしゃげます 笑。子どもの成長に、大人のリラックスに、そして家族の楽しみのために。ぜひ週末やGW・夏休みに家族でキャンプへいってみてください。
普段見られないものを見て、知らなかったことを体験すると脳科学的にも子どもの成長にいいらしいですよ。
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